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COLORMATERIALFINISH

色彩/素材/表面処理

美山理研工業では、物の表面を構成する3つの要素である、COLOR (色彩)、MATERIAL(素材)、FINISH(表面処理)の分野において、日々様々な技術研究を行っています。機能性やデザイン性、感性といった、様々な物に新たな価値を付与することのできる「新しい表面処理」の可能性を追求していきます。

  • Case 1

PINK GOLD

ピンクゴールドめっき

樹脂及び金属製品の新たなカラー選択
ピンクゴールドめっき

ジュエリー等に使用されてきたピンクゴールドを、樹脂製品や金属製品の新しい色の選択としてご活用いただけます。
高級感があり、上品なピンク色のゴールドめっきです。また、艶消しのピンクゴールドも可能です。ピンクゴールド被膜は、金が75%、銅が25%で構成されており、それぞれの長所を持ち合わせております。

ピンクゴールドめっき

幅広い業種で活躍する抗菌作用

ピンクゴールドめっきには抗菌効果があります。細菌の増殖を抑制し続けるため、持続的に金属の表面を清潔に保ちます。人が触るもの、口に触れる製品など、あらゆるシーンでの活躍が期待できます。

抗菌性試験結果
【試験前】
使用菌液濃度
(CFU/ml)
【試験後】菌体数(CFU/ml)
6価クロム 黒色3価クロム ピンクゴールド 素材(ABS樹脂)
大腸菌 2×10⁶ 2.0×10⁶ 1.7×10⁵ < 200 2.0×10⁶
黄色
ブドウ球菌
1×10⁶ 3.5×10⁵ 8.0×10² < 200 9.0×10⁵
大腸菌 黄色
ブドウ球菌
【試験前】
使用菌液濃度(CFU/ml)
2×10⁶ 1×10⁶
【試験後】菌体数(CFU/ml 6価クロム 2.0×10⁶ 3.5×10⁵
黒色3価クロム 1.7×10⁵ 8.0×10²
ピンクゴールド < 200 < 200
素材(ABS樹脂) 2.0×10⁶ 9.0×10⁵

n=2の平均値

実験条件

【比較】 6価クロム、黒色3価クロム、ピンクゴールド、素材(ABS樹脂)

抗菌性試験方法

抗菌性試験はフィルム密着法(JIS2801)により実施しました。

  1. 1. サンプル表面をアルコールで拭き、菌液400μlを滴下
  2. 2. 滴下した菌液にPEフィルム(4×4cm)を被せ、菌液をPEフィルムとサンプル間に均一に拡散(【図1】参照)
  3. 3. 35℃で24時間保管
  4. 4. 保管後、フィルムとめっきサンプルに付着した菌液を洗いだし、残存する生菌数を測定

【図1】抗菌性試験の概要図

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